AGXX
バクテリア、ウイルス、その他すべての微生物に対する優れた抗微生物技術

従来の生物付着防止塗料は、金属イオンの放出があり、環境を汚染していました。金属イオンが放出すると、抗微生物効果が失われ、生物付着が始まります。
生物付着は環境と経済に甚大な影響を及ぼします。例えば船舶の流れ抵抗を増大させ、燃料消費量を最大で30%増加させます。経費の増大につながるだけでなく、CO2の排出も大幅に増加させます。しかし、生体系にもたらされる危険は、汚染物質の排出量増加だけではありません。カニのような海洋生物が、船がなければ決してたどり着くことができなかったような新しい領域に広がり、生態系のバランスを大きく崩す可能性があるのです。
従来の生物付着防止塗料に含まれる生物付着防止剤とは異なり、AGXXの粒子は溶出しないため、より長い効果が期待でき、金属イオンの放出による環境汚染もなく、バイオフィルムの発達を継続的に防止します。このことは、環境と経済にとって非常に大きなメリットをもたらします。

とくに外壁断熱材を使用した高断熱、低エネルギー住宅の壁面は、表面が濡れた状態で長く時間が経過すると微生物（藻類）が繁殖しやすくなります。このような生物付着は、家の外観を悪くするため、清掃や塗装を頻繁に行う必要が出てきます。
壁の塗料や漆喰に混合したAGXX粒子は溶出することがなく、より長い効果を約束し、環境へ汚染物質を放出せず、バイオフィルムの形成を持続的に防止します。

空気ろ過システムは、レジオネラ菌やカビにとって格好の繁殖場所になります。とくに微生物は湿ったフィルターの上でよく繁殖します。空気ろ過システムを作動させて空気が吹き出ると、蓄積された微生物が流れ出て病気の原因になったり、不快な臭いが生じたりします。さらに、空気ろ過システムは病原体を建物全体に拡散する可能性もあり、病気の蔓延を助長する危険があります。
空気ろ過システムにAGXX技術を使用することで、フィルターやエバポレーター、配管に付着した微生物の繁殖を防ぐことが可能です。人間と接触する前に病原体を消滅させることで、その拡散を止めることができます。

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コロナ禍でマスクは日常生活の一部となっています。毎回の使用時に包装から出し入れする際など、マスクには頻繁に手が触れます。その結果、マスクの汚染が進み、コロナウイルスに対する防御効果が低下します。この汚染を防ぐ手段として、使い捨てのマスクがあります。これは医療分野では必要なことですが、一般家庭では膨大な量の廃棄物を生むことになります。
マスクにAGXX技術を使用することで、付着した微生物を消滅させ、コロナウイルスの拡散を防ぐとともに廃棄物を削減することができます。
 

スポーツとは運動です。人間の身体は運動すると熱を発生し、オーバーヒートしないように汗をかいて冷却します。運動で汗をかくことは正常なことで、必要なことでもあります。しかし、汗はしばらくするとバクテリアによって分解され、不快な臭いを発し始めます。この臭いの発生は、シューズやグローブ、レガース、使用のたびに洗うことができないスポーツウェアではとくに問題になります。
スポーツウェアにAGXX技術を使用することで、不快な臭いの発生を防ぐことができます。AGXXがバクテリアを消滅させ、スポーツウェアを不快な臭いから守ります。

モビリティは私たちの生活の中で大きな役割を担っています。増加を続けるモビリティニーズを持続可能なものにするために、カーシェアリングのような代替コンセプトが求められています。

新しいモビリティのコンセプトには、新しい課題がつきものです。昨今重要視されている課題のひとつが、自動車、飛行機、鉄道の衛生デザインです。とくに自動車では、人が多くの表面に触れます。そのため、微生物や関連する病気が広がりやすくなります。

そしてこれは、世界中の人々に加えてさまざまな微生物が集まる航空機にも当てはまります。病気が一瞬にして蔓延してしまうからです。
モビリティの内装にAGXXの技術を使用することで、より衛生的になり、病気の蔓延を防ぐことができます。

病原体に汚染された医療器具が院内感染の原因になることは珍しくありません。ドイツだけでも毎年2万人が院内感染で死亡していると推定されます。院内感染症の約80%は、肺炎、尿路感染症、創傷感染症、敗血症、病原体クロストリジウム-ディフィシルによる下痢に起因すると言われています。
医療機器にAGXX技術を使用することで、院内感染のリスクを大幅に低減することができ、結果として感染症による死亡者数を減らすことができます。

フリーアドレス制オフィスでは、多くの人が作業場所を共有します。その結果、日によって異なる人が異なるデスクで仕事をするため、ある人が使うキーボードやマウスは前日に別の人が使っていたことになります。よって、キーボードやマウスが微生物に汚染される可能性が非常に高くなり、結果としてオフィス全体に病気が蔓延する場合があります。
キーボードとマウスにAGXXを使用することで、フリーアドレス制オフィスにおける汚染や病気の蔓延を防ぐことができます。

定期的に清掃が行ったとしても、公衆衛生設備には病原体をはじめとするさまざまな微生物が潜んでいます。とくに、利用者の多い衛生設備では、塗抹感染によって簡単に病気が広がってしまうことがあります。
衛生設備にAGXXを使用することで、より衛生的な設備を実現でき、衛生設備での塗抹感染による病気の蔓延を低減することができます。

公共交通機関では、多くの人が頻繁に触れる表面や手すりに多種多様な微生物が潜んでいます。そのため微生物が乗客間で感染する可能性があり、結果的に病気が簡単に広がります。そのため、バスや電車などの公共交通機関では、あえて手すりにつかまらない人も増えています。つかまっていない人は交通事故の際により大きなリスクに曝されるため、これは危険なだけでなく命にかかわる場合もあります。多くの人が、衛生上の理由から、公共交通機関より自家用車を好むため、地域の公共交通機関の収益は減少し、環境汚染も進んでいます。
公共交通機関にAGXX技術を使用することで、衛生面や手すりの使用に関する懸念を払拭し、公共交通機関の魅力を高め、結果として環境にメリットをもたらすことができます。

AGXXは、酸化還元反応と微小電界効果に基づく高効率の触媒式抗微生物技術です。湿気のある条件において、酸素が活性酸素種（ROS）に変換され、微生物と反応して消滅させます。また、微小電場が細胞膜の重要な機能に影響を与え、微生物を消滅させる作用を促進します。

従来の銀に基づく技術の作用メカニズムは、銀イオンの放出に基づいています。一方、AGXXの作用メカニズムは、触媒による酸化還元反応と微小電界に基づいており、貴金属残渣は形成されません。

さらに、AGXXは、銀に基づく技術と比較して、以下のメリットをもたらします。

• 耐性の可能性なし
• より長く持続する効果
• 硫黄環境下で有効
• バイオフィルムの形成に対する高い効果

AGXXは少ない貴金属含有量で効果が高く長く持続するため、製品の寿命が来るまで多くの市場で高い費用対効果を発揮します。